iMovie - ソースビデオを選択する

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ソースビデオを選択する

ビデオクリップには複数のビデオフレームがあります。ビデオフレームはそれぞれ独立した静止

画のようなもので、現像式フィルムストリップの各コマ(フレーム)を構成する静止画と非常に
似ています。

(ビデオ映像

1

秒当たりのフレーム数は、使用するビデオフォーマットによって異

なります。)

通常、

iMovie

」でビデオを扱うときには、ビデオフレームの範囲(フレーム範囲)

を選択します。フレーム範囲は、ビデオクリップのうちのわずかな一部分です。ただし、選択し

たフレーム範囲がビデオクリップ全体、または複数のクリップにまたがっている場合もあります。

デフォルトでは、「

iMovie

」でソースビデオクリップをクリックすると、クリックした位置を先

頭に

4

秒間分のビデオが選択されます。ビデオを要約再生して気に入ったシーンをクリックする

と、自動的に

4

秒間の長さのフレーム範囲が選択されるため、均等なペースのムービーを簡単に

作成できます。(

1

回のクリックで選択されるビデオの長さは、「

iMovie

」の「環境設定」パネル

で調節できます。方法については、

iMovie

ヘルプ」の「自動フレーム範囲選択を設定する」を

参照してください。

クリックするとフルスクリーンで

再生します。

クリックすると先頭から
再生します。

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2

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の使いかたを学習する

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フレーム範囲を選択すると、周囲に黄色の選択ボーダーが表示されます。

フレームの選択範囲の拡大/縮小、範囲選択の中心の移動、あるいはクリップ全体や複数のク

リップを一度に選択することが可能です。

ソースビデオライブラリでビデオフレーム範囲を選択するには、以下のいずれかの方法を取り

ます:

m

クリップをクリックし、その場所から始まる

4

秒間分ビデオを選択します。

m

クリップ上で横方向にマウスをドラッグすれば、必要なだけ選択できます。

フレームの範囲選択を調整するには、以下のいずれかの操作を行います:

m

選択ボーダーのどちらかの端にあるハンドルをドラッグして、選択範囲を拡大または縮小します。

m

新しく始点または終点にしたい位置にポインタを置き、

Shift

キーを押しながらクリックします。

選択範囲のサイズを変えずに同じクリップ内の別のフレーム範囲を選択したい場合は、選択範囲

の中心を移動することができます。

選択範囲の中心を移動するには:

m

選択ボーダーの上辺を、クリップ内の目的の位置までドラッグします。

m

→キーまたは←キーを押して、選択範囲全体を右または左に

1

フレームずつ動かします。

選択範囲をクリップ内で「スライド」させて選択範囲を移動します。こうして同じ長さの範囲を

複数選択していくと、ペースの一定したムービーを作成することができます。

ソースビデオライブラリでビデオクリップ全体を選択するには:

m

Option

キーを押しながらクリップをクリックします。

m

Control

キーを押しながらクリップをクリックし、表示されるショートカットメニューから「ク

リップ全体を選択」を選択します。

ヒント:

Control

キーを押しながらクリックして表示されるショートカットメニューを利用する

と、効率的に作業を進めることができます。

ショートカットメニューには、クリックした場所に

応じて関連するオプションが表示されます。

選択ハンドルをドラッグ

すると、選択範囲の

サイズを変更できます。

黄色のボーダーは、クリップ内の

選択されているフレーム範囲を
示します。

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の使いかたを学習する

複数のビデオクリップを選択するには:

m

連続したクリップをまとめて選択するには、

Shift

キーを押したまま最初と最後のクリップをク

リックします。

m

連続していないクリップを個別に選択するには、コマンド(

x

)キーを押したままで個々のク

リップをクリックします。もう一度クリックすることで、選択対象から外すことができます。

選択した複数のクリップは、別のイベントや

Movie

プロジェクトにドラッグできます。また、ビ

デオクリップの外見を調整し、その調整内容をほかの複数のクリップにコピー&ペーストするこ

ともできます。方法については、

iMovie

ヘルプ」のビデオの調整に関するトピックを参照して

ください。