クリップの音量を調節する
「
iMovie
」には、ビデオクリップの全体的な音量を簡単に調節する方法が
2
つあります。
1
つは
最大音量を下げる方法、もう
1
つはクリップの音量を「ノーマライズした」範囲内に収まるよう
調節する方法です。
これらの調整は、どちらも「オーディオ調整」ウインドウで行います。
非破壊編集
「非破壊編集」とは、ビデオ(または
iMovie
プロジェクトに追加したその他のメディア)を編
集した後で気が変わったり、思い通りの結果が得られなかったりした場合、いつでも編集を取
り消すことができるということです。
「
iMovie
」では、ユーザが編集を行っても元のメディアは
変更されません。また、元のメディアのコピーが作成されるわけでもありません。
「
iMovie
」で
は、ユーザが変更した内容が保存され、その変更内容がビデオを再生するたびに表示されます。
元のファイルに変更内容が保存されなくても、それが可能です。
最後に実行した編集を取り消すには:
m
「編集」>「<操作名>の取り消し」と選択します。
メディアを元の状態に戻すには:
1
クリップを選択し、イメージやサウンドに対して行った編集ツールを開くボタンをクリック
します。
2
気に入らない編集結果を取り除きます。
このチュートリアルでは、各トピックの最後にメディアを元の状態に戻す方法を具体的に説
明します。
第
2
章
iMovie
の使いかたを学習する
31
「オーディオ調整」ウインドウを開くには:
m
クリップをクリックしてから、オーディオ調整ボタンをクリックします。
クリップの音量を設定する
ある特定のクリップの音量がほかのクリップと比べて大きすぎたり小さすぎたりする場合は、ク
リップの音量を簡単に上げたり下げたりできます。
クリップの音量を設定するには:
1
「オーディオ調整」ウインドウを開いてから、クリップをクリックして選択します。
2
「音量」スライダを、目的のレベルまでドラッグします。
3
「完了」をクリックして「オーディオ調整」ウインドウを閉じるか、別のクリップをクリックし
て音量を調節します。
クリップの先頭にオーディオ調整のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると
「オーディオ調整」ウインドウが開き、オーディオ調整の結果を変更したり取り消したりできま
す。
「オーディオ調整」ウインドウの「オリジナルに戻す」をクリックすると、クリップの音量
を元に戻すことができます。
クリップの音量をノーマライズする
あるクリップでは被写体の声が大きすぎ、別のクリップでは声が小さすぎるような場合、ボ
リュームをノーマライズすると適切な音量範囲に収まるように各クリップのボリュームを簡単
に再設定できます。
クリックするとクリップの
音量範囲が再設定されます。
ドラッグしてクリップの
音量を調節します。
クリックするとクリップの音量が
元のレベルに戻ります。
完了したらクリックします。
選択したクリップの
音声を、競合するほかの
クリップの音声よりも
優先させたい場合に
選択します。
ドラッグして、ほかの
オーディオおよびビデオ
クリップの音量をどれだけ
下げるかを設定します。
「手動」を選択し、
スライダをドラッグして、
クリップがフェードイン/
フェードアウトするときの
音量の変化の度合いを
設定します。
オーディオ調整のアイコン
32
第
2
章
iMovie
の使いかたを学習する
複数のクリップの音量をノーマライズするには:
1
「オーディオ調整」ウインドウを開いてから、クリップをクリックして選択します。
2
「クリップのボリュームをノーマライズ」をクリックします。
これで、クリップの音量が歪みの生じない範囲で最大レベルに引き上げられます。
3
別のクリップを選択してから、もう一度「クリップのボリュームをノーマライズ」をクリックし
ます。
2
つのクリップの音量が同じ範囲に設定されます。
4
ほかのクリップも同じ音量範囲に設定したい場合は、手順
3
を繰り返します。
オーディオのノーマライズは、
「オーディオ調整」ウインドウで「ノーマライズを解除」または
「オリジナルに戻す」をクリックするといつでも元に戻すことができます。
ステップ
4
:
iMovie